有名制作会社のエムハンドさんのシクミとシカケ、気になる… !!ということで参加させていただきました。
20時半開始ということで、ものすごく育児タイムだったのでいけるか…?という不安もありつつでしたが、参加してとてもよかったので勢いで記事にまとめてみました。
※聞きながらのラフなメモをみながら書いているため、発言の細かい言い回しなどはそのままではない可能性があります。
エムハンドさんのコーポレートサイトはこちらです:https://www.m-hand.co.jp/
セミナー概要
・実際に使用されているシクミやシカケのお話
・テーマに沿ったトーク
の2部構成だったのですが、前半のボリュームがとっても多い。その後のTwitterのスペースでのアフタートークまで拝聴し、ここまでやっているのか、すごすぎるな、という感想でした。
すごいなと感じたこと
実際に参加してみて一番感じたのは、「シクミすごすぎ、資料美しい…」だったのですが、もう少し詳しく書き出してみようと思います。
自社開発ツールがすごい
・案件管理シート
・ナレッジ共有シート
・スケジュールマネージャ
・Workマネージャ
など、案件を円滑に回し、かつ結果をだせるように考えられたツールの数が多く、まさに全方位を網羅、という印象でした。
社内ツールって、作ったはいいものの放置されたりうまく使いこなせていなかったりということも発生しがちですが、長年かけて皆が使えるように社内風土なども育てられたんだなと。
途中で思わず、このツイートをしていました。
曖昧さを排除する姿勢がすごい
ツールを使用することで特に、予算管理や成果の達成基準を明確にしたり、自社のルールを周知したりと、徹底的に曖昧さを排除しているなと感じました。
「Webディレクターはツールもたくさんあるから、慣れるまで1年はかかるけど、協力体制もある。1年頑張ってほしい」とおっしゃっていたのが印象的でした。
確かにこれだけのツールを使いこなし、自分のものとするのは相当根性が必要だと思います。ただ、それをできる環境があるって素敵ですね。
岩松さんの資料がすごい
セミナーが始まってまず最初に圧巻だったのが、岩松さんの社内全体の役割や位置付けをまとめた資料でした。
きれいにまとめられすぎて、デザインというよりアートかな?となり、みんなで何分か「すごい」と言いながら眺める時間があったように思います。
ぜひ、岩松さんのTwitterからご覧ください。
フリーランスに活かせること
ここまですごいなと感じたことをまとめてきたのですが、実際にフリーランスとして活動している自分に活かせることはなんなのか。当然、自社開発ツールを使用したフローは組めませんし、予算も規模も異なります。
そんな中、今回セミナーに参加して活かそうと考えたのはこちらです。
自分だからと曖昧にしない
個人でお仕事していると、組織で動く場合と異なり、がっちり仕組み化しなくともお仕事自体はスムーズに進めることができます。ただ、これは自分相手だから甘くなってしまっている部分が大いにあるなと。
お客様と共有するツールは使いやすいよう日々改良していますが、自分の目標を書くのはPCのメモに書いていたり、ノートに書いていたりと様々。
きちんと実現できているのか、今後どう進めるべきなのか、など、自分しか見ないから、個人だからと胡座をかかずにやるべきだと感じました。
Webデザイナーとしての資質を高める
今回は採用を目的とされたセミナーでもあったかと思うので、岩松さんがWebデザイナーに求めていること、ということでおっしゃっていたのが、下記でした。
・スピード
・技術力
・トレンドの落とし込み力
・デザインの幅
・言語化力
・作ったものを説明する力
・1枚目でいいと思わせられるか
・コミュニケーション能力
・みんなでいいもの作ろうとできるか
こちらはエムハンドさんだから、ということではなく、広く求められていることだろうと感じました。多くの良いものをみて、言語化し、作り、それをみた人に納得させる、そんな力は会社員でもフリーランスでも変わらず求められていることだと思います。
まだまだ、自分の引き出し内で勝負、ではなく、良いものをたくさん吸収して引き出しを増やす段階にいると感じています。TOPレベルの制作会社さんで求められる人材になれるよう精進します。
最後に
見応えがすごいセミナーでした。
2部で、このすごすぎる”シクミをシカケ”を機能させるために、大変な苦労をしてきたこともお話しされていて、心から納得でした。そりゃ大変だよな…と。
今もなお、「技術投資を俗人化すると負担が大きいからチーム化して動くようにしている」ということで事業改善のチームに予算をとっていたりと、さらによくしていこうというエムハンドさん、すごいです。
仕組みももちろん魅力的なのですが、お話ししているみなさんが、真摯でシビアに、けど協力的に向き合っている感じがして、チームっていいな、会社っていいな、と素直にうらやましくなったフリーランスでした。
最後までお読みいただきありがとうございました!